話題の映画、『シン・ウルトラマン』を観てきました!
自分はウルトラマンもエヴァンゲリオンもあんまり観たことがないので楽しめるかどうか不安でしたが、知らなくても全然楽しめましたね!
というわけで、まだ映画を観ていない人に向けて、ストーリーや展開には触れずに、良かったところとどうかな?と思ったところを書いていきたいと思います。
良かったところ
めちゃくちゃテンポ良く話が進んでいくエンタメ全ブリ構成
まず第一に感じたのが、この映画、めちゃくちゃテンポが良いです。
初っ端から禍威獣(作中での怪獣の呼称)がダイジェストで出てきて人間と禍威獣の戦いから始まります。
その後も、ウルトラマンの登場や外星人(知性のあるウルトラ怪獣の呼称)との戦いもどんどん進んでいき、2時間程度の上映時間だったと思いますが、ダレるな〜と思うところが全くありませんでした。
これは、シン・ゴジラで会議のシーンが長すぎるという批判を受けての展開なのかな?と思うほど、ものすごいスピードで話が進んでいきます。
飽きさせないための工夫をガンガンしているという感じで、エンターテインメント作品として振り切った印象を受けましたね。面白くないわけがありません。
レトロさと最新のCGを駆使した演出が面白い
これはシン・ゴジラでも感じたところですが、原作のレトロな雰囲気と、最新のCGがうまく組み合わさったアクションが新鮮で、めちゃくちゃ興奮しましたね。
ウルトラマンが飛ぶ姿とか、スペシウム光線を撃つ姿とか、多分原作の雰囲気をかなり残しているのだと思いますが、やたらとリアルな映像表現と相まって良い意味でシュールで面白かったですw
ウルトラマンのアクションも、昔の怪獣映画風の動きをしていると思ったら、急にグルグルとものすごい回転をして禍威獣を蹴り飛ばしたりして、予想のつかない動きに引き込まれてしまいました。
子どものころ、戦いものが好きだった人なら、絶対シン・ウルトラマンもハマってしまうと思います。
俳優陣の演技がみんなハマっている
俳優陣の演技は本当にみんな良かったですね。
ウルトラマン役の斎藤工はなんかもうシュールで笑ってしまうくらい異星人感がすごかったですし、外星人の人間姿を演じた山本耕史も、理知的だけど人間ではない何かな雰囲気がすごく出ていて、どのキャストもハマっていたと思います。
あと、長澤まさみ映画なんじゃないかっていうくらい長澤まさみがひたすら出てくるんですが、演技も自然で画面映えもする感じで、違和感なく見れたのもすごいと思います。
ジャニーズの有岡大貴も良かったですね。なんか小難しいことをひたすら言ってくるキャラでしたが、ハマっていたと思います。
どうかな?と思ったところ
話に深みはない
エンタメ映画ということでそんなに気にはならないんですが、シン・ゴジラと比べてテーマ性みたいなものがあんまりなくて、考察できそうなところがあんまりなかった、というのは感じました。映画の中で全部説明しきってしまっているというか……。
禍威獣や外星人から人間を守るウルトラマン、それ以上でもそれ以下でもない、というところがまあ、うん、という感じ。
シン・ゴジラはやりすぎなくらい街を破壊したり、絶望的なシチュエーションがあったりしますが、シン・ウルトラマンはそういうのはなかったのも、ドラマチック性に欠けている印象はありましたかね。
(そういう意味で、自分は正直シン・ゴジラの方が好みだなとは思いました)
長澤まさみ絡みのセクハラ演出について
今回感想を書くにあたっていろいろな方の感想で触れられていたので、自分も触れておきます。
長澤まさみがちょっとセクハラっぽい演出をしたりされたりするシーンがあるんですよね。
まあ、映画を観てるときはそんなに気にならなかったというか、まあお約束な感じだよな、とは思いましたが……。昨今のポリコレ情勢から考えると、まあない方が良いシーンではあったかな、と思いました。
アニメ系の演出だとちょいセクシャルな演出が当たり前だったりしますからね…その延長だとは思うんですが、気になる人も多かったようなので、今後はなくす方向で制作されていくことを願いますね。別におっさんの自分もそういうシーン好きではないですし……。
ちょっと良くない部分も書いてしまいましたが、総合的にいえば、観てよかったと思えるワクワクドキドキのエンタメ映画でした!
ぜひ映画館に観に行くことをオススメしたいです。ぜひ!
(アイキャッチ画像は公式HPより引用)
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