突発性難聴になった話。結局治らず一部聴力を失いました

2022年8月、突発性難聴が元で、一部の聴覚を失ってしまいました。お医者さん曰く、聴力が戻ることはほぼないとのことです……。

この記事では、突発性難聴の記録として、発症からどのような治療をしていったかを書いていきたいと思います。

発症

2022年8月12日、それは突然やってきました。朝起きたら、右耳に大きな耳鳴りが発生し、同時に周りの音もよく聴こえなくなっていました。

そのときは特に大事だと思わなく、しばらくしたら治るだろうとタカをくくっていました。

ところが、1日経っても耳鳴りは治まりません。これは病院に行こうと決めましたが、当時はお盆の時期。近所の耳鼻科も1週間の休みに入ったばかりで、かかれるクリニックがありませんでした。

治療開始

結局、耳鼻咽喉科のクリニックに行けたのは、8月19日。耳鳴りが発生してから1週間が経ってしまいました。

診察してもらったところ、右耳の4khzから上がほとんど聞こえなくなっていました。おそらく突発性難聴だろうとのことで、リンデロンというステロイドと、アデホスコーワ、ビタミンB12の薬を処方してもらい、1週間様子を見ることになりました。

ところが、それらの薬を飲んでも全く耳鳴りは治まらず、聴力も戻りません。

8月26日に再度クリニックへ行って治っていない旨を伝えると、リンデロンからプレドニンというステロイドに変更し、もう2週間様子を見ることに。しかし、プレドニンを飲んでも全く変化がなく、この時点でもう聴力は戻らないかもしれない、という話をされました。

病院めぐり

聴力が戻らないかもしれない、という話は非常にショックでした。自分は音楽が趣味で、作曲をすることもあるのですが、4khz以上が聴こえないとなると、ミックス作業をすることができません。

どうしても諦め切れなくて、大きな総合病院や、耳鳴り専門医がいるクリニックにも診察してもらいましたが、医師の意見はほとんど変わらず、聴力は戻らないとのこと。

それでも諦め切れず、この本に書いてある耳に良いとされる対処法を片っ端から試しました。

カフェインを経つ、タバコを辞める、過度な飲酒を避ける、ストレスとなっている仕事を変える、漢方(牛車腎気丸/ごしゃじんきがん、苓桂朮甘湯/りゅうけいじゅつかんとう)を飲む……。しかし、どれを試しても一向によくならず、耳鳴りも止まりません。

耳鳴りと付き合っていくことに

どうしようもないので、今はもう耳を治すことは諦めました。というか、本当に治らないのでしょう。

幸い、難聴のレベルはそこまで高くなく、日常生活に支障があるわけではありません。

耳鳴りも、夜も眠れないほどひどくはなく、耳鳴りのせいで絶望する気分になる、ということもありません。そろそろ慣れてきたというのもあります。

30代で難聴になる人は珍しいそうですが、家族に聞けば父親・祖父ともに難聴だったようで、もしかしたら遺伝というのもあるのかもしれません。

治療開始が発症から1週間経ってしまっていたということもあるかもしれません。ただ、どのお医者さんからもその点については言及されませんでしたが……。難聴が治るかどうかは、治る人が1/3、ちょっと良くなるけど完全には回復しない人が1/3、全く良くならない人が1/3で、治るかどうかは確率論のようです。

何にしても、突然耳が聴こえなくなったら、絶対にすぐに耳鼻咽喉科にかかってください。私のように、大切な聴力が二度と戻らなくなってしまうかもしれません。治療開始は早い方が治る確率は高まると言われているので、ぜひそうしてください。

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